LUUPとは

LUUPは電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービスです。2018年に設立され、現在は東京、大阪、京都、横浜、宇都宮、神戸でサービスを展開しています。

LUUPの特徴は、以下のとおりです。

• アプリで簡単に予約・利用可能
• 24時間利用可能
• 乗り捨て可能
• 料金が安い

LUUPは短距離移動の新しい選択肢として注目されていますが他の交通手段に比べて費用を節約することができるのでしょうか？

この記事では弊社Addnewの所在地である京都市において利用可能な公共交通機関京都市営地下鉄と比較してLUUPが安いのか検証します

LUUPの料金体系

まずLUUPの料金ですが2022年3月1日に更新され、以下の通りとなっています。

LUUPのご利用料金について – LUUPヘルプセンター

【ライド料金】
ライド基本料金 50円（税込）・時間料金 1分ごとに15円（税込）
※ 現在は電動キックボード・自転車とも同金額になります

京都市営地下鉄との比較

日本一初乗り料金が高いと言われている京都市営地下鉄とLUUPを比較するとどちらが安いでしょうか？

実際にLUUPに乗ってみた

LUUPの電動キックボードを京都駅近辺のポートで借り、丸太町駅近辺のポートまで移動してみました！

烏丸通をひたすら北上するルートを取り信号でストップ＆ゴーを繰り返した結果、約3.2km走って16分掛かり、290円でした。

対して京都市営地下鉄ですが、京都駅→丸太町駅※で…260円！

なんと…日本一初乗り料金が高い京都市営地下鉄の勝ちでした。

比較する距離が長くなるほど地下鉄より遅く、同じ距離を走るのに時間が掛かり、1分毎に課金されるLUUPには不利になります。京都駅→丸太町駅は少し遠かったのでしょう。

※京都市営地下鉄烏丸線で京都駅→丸太町駅は京都駅→五条駅→四条駅→烏丸御池駅→丸太町駅と4駅離れています。

京都市営地下鉄より安くなるのは？

上記の性質を考えると距離を抑え、地下鉄の初乗り料金以下に抑めなければLUUPに勝ち目は無さそうです。

京都市営地下鉄の初乗り料金は2023年現在220円。

LUUPの場合、11分未満なら220円以下で利用できる為、上記の丸太町駅近辺まで移動した際と同等の平均時速(3.2km/0.26666ｈ≒12km/h)を仮定すると2.2kmまで。

上記と同じく京都駅起点で北上するなら四条駅(2駅)までが目安でしょう。短距離の移動に絞って利用すればLUUPの方が安くなります。

LUUPに安く乗る方法

短距離の移動に絞って利用する以外にLUUPの方が安くなるケースとして以下も考えられます。

キャンペーンを利用する

LUUPは認知度向上キャンペーンが度々実施されています。それを利用する事で安価に乗る事が可能です。

直近でも以下のキャンペーンが有りました。(終了済み)

だれでも電動キックボードのライドが60分無料！「TRY NEW LUUP」キャンペーン開催決定

上記以外にも、エリア拡大時に地域限定で乗り放題になるキャンペーンも行われています。

【新エリア開始記念！神戸・名古屋限定】LUUP利用者全員が対象の「乗り放題キャンペーン」を開催

公共交通機関の停止している夜間等の時間帯に乗る

比較対象となる公共交通機関が停止している時間帯の場合、タクシーが比較対象になります。タクシーの場合初乗りで450円～とLUUPより高額になる為、自分で運転できる状況ならLUUPを利用した方が安価に済みます。

公共交通機関が通っていない所で乗る

夜間等の時間帯に乗るのと同じく比較対象がタクシーになればLUUPの方が安く済みます。※公共交通機関が通っていない所にLUUPのポートが都合よくあるかは不明。

まとめ

LUUPは京都市営地下鉄との比較で必ずしも安価ではない事が分かりました。交通機関よりも安価に利用するには以下の点に気を付ける必要があります。

• 短距離の利用に絞る
• キャンペーンを利用する
• 公共交通機関の停止している夜間等の時間帯に乗る
• 公共交通機関が通っていない所で乗る

なお、料金の比較とは無関係ですが電動キックボードでの走り爽快でした♪

右手のスイッチだけで最高20km/hで自転車ならスイスイ追い越せます。

まだまだ暑い京都市内ですが、風を切って走るのはとても気持ち良かったです。単に電動キックボードを試すために借りる分には京都市内だと比較対象になるサービスが存在しない為、LUUP一択です。

以上、LUUPと京都市地下鉄の料金比較でした～♪