Amazonの大規模セール3種類の特徴、実施時期

Amazonでは年に数回、大規模なセールを実施されています。ここでは、Amazonの主要なセール

• 1. Prime Day プライムデー
• 2. Black Friday ブラックフライデー
• 3. Cyber Monday サイバーマンデー

の特徴や実施時期について紹介します。またセールによって注意うべき事項を消費者とセラーの2つの視点から記述します。

1. Prime Day プライムデー

特徴

プライムデーは、Amazonプライム会員だけが参加できる限定セールです。通常は6月から7月にかけて開催されますが、2020年は新型コロナウイルスの影響で10月に延期されました。プライムデーでは、Amazonが販売する商品だけでなく、参加するサードパーティーの出品者の商品も割引価格で購入できます。また、タイムセールや先着順の特別クーポンなどもあります。プライムデーは通常2日間行われますが、その前後にも関連するセールがあります。

過去の開催日

2015年 7月15日（水）0時から24時間
2016年 7月12日（火）0時から24時間
2017年 7月10日（月）18時～7月11日（火）23時59分
2018年 7月16日（月）12時～7月17日（火）23時59分
2019年 7月15日（月）0時～7月16日（火）23時59分
2020年 10月13日（火）0時～10月14日（水）23時59分
2021年 6月22日（月）0時～6月23日（火）23時59分
2022年 7月12日（火）0時～7月13日（水）23時59分
2023年 7月11日（火）0時～7月12日（水）23時59分

原則7月10～17日頃に開催されている事が分かりますね。例外は2020年に新型コロナウイルスの影響で10月に延期され大概だと、2021年の6月だけでした。

2. Black Friday ブラックフライデー

特徴

ブラックフライデーは、アメリカで感謝祭（11月の第4木曜日）の翌日に行われる伝統的なショッピングの日です。日本でも同じ時期に開催されます。ブラックフライデーでは、Amazonだけでなく他のオンラインショップや実店舗も大幅な割引を行います。Amazonでは、幅広いカテゴリーの商品がセール対象となります。また、タイムセールや数量限定の特価品などもあります。ブラックフライデーは1日間ですが、その前後にも関連するセールがあります。

過去の開催日

2019年 11月22日（金）9時 〜 11月24日（木）23時59分

2020年 11月27日（金）9時 〜 11月29日（日）23時59分

2022年 11月25日（金）0時 〜 12月1日（木）23時59分

3. Cyber Monday サイバーマンデー

特徴

サイバーマンデーは、アメリカで感謝祭（11月の第4木曜日）の次の月曜日に行われるオンラインショッピングの祭典です。日本でも同じ時期に開催されます。サイバーマンデーでは、Amazonだけでなく他のオンラインショップも大幅な割引を行います。Amazonでは電化製品やファッション、家具など幅広いカテゴリーの商品が対象となります。また、タイムセールや数量限定の特価品などもあります。サイバーマンデーは1日間ですが、その前後にも関連するセールがあります。そんなサイバーマンデーですが直近の2021年、2022年と2年連続で開催されていません、Black Friday ブラックフライデーの大型セール直後という事で販促効果が芳しくないのかもしれませんね。

過去の開催日

2017年 12月8日（金）18時～11日（月）23時59分
2018年 12月7日（金）18時～11日（火）01時59分
2019年 12月6日（金）9時 ～9日（月）23時59分
2020年 11月30日（月）0時～12月1日（火）23時59分
2021年 開催なし
2022年 開催なし

消費者向けの注意点

以上が、Amazonの主な大規模セール3つの特徴と実施時期でした。これらのセールでは、普段よりもお得に商品を購入できるチャンスがありますが、在庫切れやセール対象外商品含むAmazon全体での配送遅延なども発生する可能性があります。

そのため、事前に欲しい商品をリストアップし買い漏れが無いようにしたり、配送状況を確認しすぐに届けて欲しい商品は敢えてセール前に購入し配送遅延が生じる前に手に入れましょう。セールで購入する商品はいつ届いても構わない商品に限定した方が賢明です。

また、Prime Day プライムデーではAmazon Prime会員でなければセール価格での商品購入ができない為、事前のPrime会員への登録を忘れないよう注意してください。

セラー向けの注意点

上述の通りセールの結果、①在庫切れ②セール対象外商品含むAmazon全体での配送遅延が発生する事があります。

注文量が平常時よりはるかに多くなる事によりFBA倉庫がパンクする為で、この影響はセールに参加していないセラーにもFBAを使用している限り等しく悪影響を及ぼします。

①在庫切れ

FBA利用の場合、倉庫がパンクしている為、急いで在庫を補充しようとしても通常より受入れは遅くなっておりすぐには補充できません。

在庫切れ期間が長引くリスクを考慮するとセール前にはセール対象如何に関わらずFBAがパンクしても耐えられるよう在庫を積み増ししておきましょう。

②セール対象外商品含むAmazon全体での配送遅延

FBA利用の場合、ひとたび配送遅延が生じるとセール対象外の商品も等しく配送が遅れる※ようになります。

※通常時即日配送の商品がヒドイ時には1週間以上配送されない。この場合、Prime会員でも配送速度は早くなりせん。

この状態に陥ると消費者も

• セール時に見劣りする価格
• 配送時間の長期化

で買い控えをする為、Amazon全体で売上が減少トレンドに陥ります。

特につらいのがセール対象にしていない商品で、セールによって売上が伸びる訳でもないのに在庫の補充がし辛い状況＆需要の減退のみを享受する事になるわけで大損です。

利益が確保できる商品であれば積極的にセールに掛けてせめて売上を伸ばした方が建設的でしょう。

まとめ

Amazonの主要なセール

• 1. Prime Day プライムデー
• 2. Black Friday ブラックフライデー
• 3. Cyber Monday サイバーマンデー

について、特徴や実施時期について紹介しました。また、在庫切れやセール対象外商品含むAmazon全体での配送遅延などの負の影響も消費者、セラーの2つの視点での対策を記述しました。

まとめると、消費者は買う物を明確にし買い漏れが無い様に注意し、多少配送が遅くなっても差し支えの無い商品を買えばOK、セラーはFBAがパンクする可能性を見据え、セール参加の有無問わず在庫の積み上げが必要。ということになります。以上、Amazonの主要なセールのご紹介でした～♪