iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad mini(第6世代) Cellularの比較

過去の記事では、タブレットを購入する際の選び方やこれまでに購入した端末の比較をお届けしてきました。

・タブレットの選び方、タブレットに何を求める？OSは何がイイ？

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad mini(第6世代) Cellularの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとSurface Pro5 Wifiの比較

・iPad mini(第6世代) CellularとiPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) Cellularのリセール価格メルカリでの売却結果

今回はiPad Pro9.7インチ(第1世代) Cellular(以下、Proと表記)とiPad mini(第6世代) Cellular(以下、miniと表記)を比較します。

持ち運び易さはmini＞Pro

持ち運び易さはmini＞Proです。重量と画面サイズをそれぞれ比較してみましょう。

重量：miniの軽さが光る

Pro 444gに対しmini 297g

Proの方が1.5倍ほど重く、miniは数字が示す通りかなり軽く、持ち歩いてもストレスになりません。

画面サイズ：miniは本体がProのディスプレイとほぼ同じ大きさ

画面サイズはPro9.7インチに対し、mini8.3インチ、わずか1.4インチ差ですが数字以上に体感での差は大きく感じます。下の写真はProとminiを重ねたものです。

Proのディスプレイ内にminiの画面どころか本体がほぼ収まっているのがわかるでしょうか。ディスプレイの大きさはProとminiで大差ないと思っていたのでこれは予想外でした。思った以上にminiが小く感じます。

Office Mobile：共に無料で編集・閲覧可能

タブレットではOffice Mobileが無料で使用可能です。※こちらの記述によると有料版では商用利用可能

有料版の Office Mobile では、2 台の 10.1 インチ以下のタブレット (iPad、Android、Windows)、2 台のスマートフォンで、Office Mobile の商用利用権 (仕事のファイルを編集するなど) と追加機能を含むすべての機能をご利用いただけます。

ただし、ディスプレイサイズ10.1インチ以下であれば編集も可能なのに対し、10.2インチ以上では閲覧のみになります。

なお、Office Onlineであればディスプレイサイズ関係なく無料で編集可能です。一々ブラウザからアクセスする点が面倒ですが、タブレットで大掛かりな編集をする事は無いのでこちらでも十分でしょう。

Office Mobileで無料で編集可能かつ画面が最も大きいモデルを探すと、iPadシリーズ内では9.7インチのiPad/iPad Pro/iPad Airになります。

しかし、これらはすべて販売終了済み。2023年7月時点の店頭販売モデルの中では8.3インチのiPad mini 6以外に無料で編集可能なモデルは存在しません。

スピーカー：圧倒的にPro

Proは4スピーカーなのに対し、miniは2スピーカーです。

Proは外部スピーカーが不要なレベルに高音質かつ、映画鑑賞ができる程度に奥行のあるサウンドなのに対し、miniのスピーカーは音質、奥行き共にProには及ばず、iPhoneのスピーカー程度でした。Proと同等のサウンドを期待する方には難しいでしょう。

イヤホンジャック：Proには有る

Proには有るのに対し、miniには有りません。

拡張性：Smart Keyboadを使う方はPro、USB-C対応機器を使う方はmini

ProのみSmart Connector付きです。Smart Keyboadを使う方はProを選ぶ事になります。

USBポートはminiがUSB-Cなのに対し、ProはLightningとなっていて、例えばUSB-Cのモニタ等を接続される方はminiの方を選ぶと良いでしょう。

生体認証：共にTouch ID、Proの方が手の移動量が少ない

生体認証は共にTouch ID。ただし、センサー位置が

Pro：本体前面のホームボタン

mini：本体側面電源ボタン

と異なります。miniは狭額縁化の為にホームボタンが無くすっきりした見た目となっていますが、縦で持った場合電源ボタンは本体上部にあるのに対しアプリの切り替えの際、下から上にスワイプする必要があり右手を持ち替える事になります。対してProはセンサーと操作用のホームボタンが共通でその必要がありません。手の移動量が少ないのはProです。

個人的にはminiはFace IDであればより使い勝手が良かったと思います。

iPhone程度の小さな端末であれば手を動かさずに済むためTouch IDでも構わないのですが、iPadの場合、電源ボタンを押すために操作位置から手を動かす必要がある為、

画面タップ→Face IDでロック解除できるiPad Pro11インチモデルの方が楽でした。また、生体認証はapp storeでも使用しますがアプリのインストール時、画面を眺めているだけで認証完了し感動したiPad Pro11インチモデルに対して、Touch IDのminiはアプリをインストールする度にセンサーに触れる必要があり面倒でした。

まとめ

今回はiPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad mini(第6世代) Cellularを比較しました。

小型軽量で持ち運び易いminiに対し、画面の大きさやスピーカー音質の良さ、Smart Connectorによる拡張性等、作業性の高さはProの方が優秀でした。どちらを選ぶべきかは使い方によって変わってくるでしょう。

次回以降もこれまでに所有していた端末を比較し、優れている点、劣っている点を記事にしていきます。こちらもご一読頂ければ幸いです、それではまた～♪

・タブレットの選び方、タブレットに何を求める？OSは何がイイ？

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad mini(第6世代) Cellularの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの比較

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