iPad Pro9.7インチ(第1世代)をiPad mini(第6世代)＋iPad Pro11インチ(第2世代)の2台に買い替え

突然ですが、iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularモデルをiPad mini(第6世代) Cellular＋iPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの2台に買い替えました。

若干操作がモタつくものの不自由なく使えていたiPad Pro9.7インチ(第1世代)ですが、2023年6月に予告されたiOS17にて更新対象機種から漏れることが判明。

OSのアップデートが終了すると、以下の弊害が生じます

• セキュリティ面で懸念が生じる
• iOSデバイスの美点であるリセール価値が大きく低下する

これらの弊害を避ける為、iOS17の配信開始までに新しい端末へ買い替えることにしました。

という事でiPadからiPadへ買い替えたのですが、何故iPadを購入する事にしたのでしょう？

過去にAndroidやWindowsのタブレットも所有していましたが、それらを経てiPadを選んだのは何故でしょうか？

本記事ではタブレット購入で悩まれている方に向け、その理由を以下の順にお伝えします。

①そもそも何故タブレットが必要なのか

②タブレットを選ぶ基準

③iPadを選んだ理由

また、次回以降これまでに所有していた端末を比較し、優れている点、劣っている点を記事にしていきます。こちらもご一読頂ければ幸いです。

・タブレットの選び方、タブレットに何を求める？OSは何がイイ？

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad mini(第6世代) Cellularの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとSurface Pro5 Wifiの比較

・iPad mini(第6世代) CellularとiPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) Cellularのリセール価格メルカリでの売却結果

①そもそも何故タブレットが必要なのか

PCと違って作業には向いておらず、スマートフォン程コンパクトでは無いタブレットがなぜ必要なのでしょうか？

個人的にはPC,スマートフォンの両方を持っていない方にタブレットは不要だと思います。

タブレットはPC,スマートフォンで代替可能な機能しか持っていません。

まずはその2つを優先して揃えたうえで、尚不便を感じるようであればスマートフォンよりも大きな画面で情報を閲覧可能で、PC程持ち運びや取り回しに苦労しないタブレットの購入を考えると良いでしょう。

また、PC・タブレット・スマートフォンそれぞれに特化させ、中途半端に両方を兼ねるものを選ばない方がいいと思っています。

• タブレットのように使えるPC→通常のPCに性能で劣る。キーボード付きのPCと異なりディスプレイ下にPCの中身をすべて詰め込む為、設計上無理がある（バッテリー持ちや放熱性の低さ等に繋がる）
• PCのように使えるタブレット→付属品を持ち運ぶことになり、邪魔

と、私の経験上いずれもそれぞれの良さをスポイルするだけでした。

②タブレットを選ぶ基準

私がタブレットを購入する理由はスマートフォンよりも大きな画面で情報を閲覧可能で、PC程持ち運びや取り回しに苦労しない為です。

個人的見解ですがタブレットを選ぶ際、以下を求めます。

ソフトウェア面

• タッチのみで操作が完結するUI
• アプリが充実している（一々ブラウザ経由で情報を取りに行く機会が最小限で済む）

ハードウェア面

• キーボードやカバー等を開ける作業が無く、ボタンを押せばすぐに使える
• スマートフォン以上PC未満のサイズ、PCより軽量、バッテリーが1日以上持つ
• ストレスにならないタッチパネルの精度

リセールバリュー

• 買い替えを見据え、購入価格-売却価格=実質的な消費額が抑えられるもの

③iPadを選んだ理由

タブレットを選ぶ際、OSをWindows/Android/iOSのどれにするかが大きな分かれ目になると思っています。OSソフトウェアとしての優秀さだけでなく、OS次第で構築されるハードウェアも異なる為です。以下では、②で示した基準が各OSごとに満たされているか+タブレットの性能とは無関係な市場環境について記述する事で、iOS端末=iPadを選択した理由を述べます。

ソフトウェア面

まず、タブレットにはOSでWindows/Android/iOSの大きく3つの選択肢があると思っています、

その中でもWindowsとAndroid/iOSでは

• タッチ操作前提のUI設計
• アプリストアの充実度

の2点で大きな隔たりがあります。私の使い方ではiOS>Android>Windowsでした。

タッチのみで操作可能＆ブラウザを経由せず各種アプリから直接情報にアクセス可能である事をタブレットの価値とするなら、Windowsは

• タッチパッドorマウスで細かくカーソルを操作する事を前提としたUIでタッチ操作に不向き（メニューやアイコンが小さ過ぎる）
• アプリストアが充実していなさ過ぎて一々ブラウザ経由で情報にアクセスする事になる（PCだとブラウザ一辺倒でも不自由しませんが、画面が小さく処理できる情報量が少ないタブレットでは使い勝手が大幅に悪化します）

というのが実情で、「タッチ操作もできるPC」でしかなく私の使い方では選外です。

そうなるとAndroid/iOSで選ぶことになりますが、

Android/iOS共にOSの更新終了という実質的な使用期限が存在します。その点、AndroidはOSアップデート期間が各端末メーカー次第になる為、iOS端末比で短くなりがちです。OSの寿命で考えるとiOS>Androidです。

ハードウェア面

こちらに関しても、CPUアーキテクチャの種類がx86/x64かARMかという点でハードウェア全体が大きく変わる為、それぞれに対応しているWindowsとAndroid/iOSで分けて考えます。

ハードウェア面ではAndroid=iOS>Windowsでした。

Windowsは以下の3点から選外でした。

• x86/x64アーキテクチャが依然としてARM比で電力消費が大きい=電池持ちが悪い
• 重量もPC基準では軽いもののタブレット基準では重い

ex.ほぼ同じ画面サイズで比較するとiPad Pro 12.9インチ(第6世代) Wifiモデルが682gに対し、Surface Pro9 Wifiモデルが879gと30％弱重いです。

• 私が過去に所有していたSurface Pro5に限った話かもしれませんが、タッチ精度が悪い。タッチ操作を前提としていないUIに加えタッチしても反応しないハードの組み合わせは最悪でした。

※ARMのWindowsも存在しますが、アプリの尋常ではない少なさで選外です。x86,x64はタッチ操作対応のアプリが少ないハンデがあってもPCと同じソフトウェアを扱えるというメリットがそれを補いギリギリ俎上に載りますが、私がタブレットに求める操作性を備えておらず選外でした。

残ったAndroid/iOSでどちらを選ぶかですが、

PCライクに使い易いのはiPadだったりしますがそれは大変高価な周辺機器（マジックキーボード等）を購入する事でようやく獲得できる機能です。高価な周辺機器を買って中途半端なPCを作るくらいなら別途普通のPCを買うべきでだと個人的には思います。タブレット単体で使う分には個人の好みで選ぶしかないと思いますのでAndroid/iOSで明確な優劣は無い認識です。

リセールバリュー

ソフトウェアではOSの更新、ハードウェアではバッテリーの消耗が有る為、オフラインで使う等、特殊な使い方を除いて永遠に使い続ける事はできません。

よって、購入時から売却を想定し端末を購入するべきだと私は考えています。リセールバリューを考えるとiOS端末一強です。

WindowsであればSurfaceが比較的マシですが中古市場では同等の機能を有するものの価格へ収斂する為そもそもの定価高い事も有り、値下がり幅が大きくなりがちです。

実際に両方とも購入、売却した経験が有りますがiPad>Surfaceでした。Androidも同様で、iOS製品のようにリセールの高さを維持している製品は有りません。

市場で販売されている端末数と、後継端末の有無

長々と書いてきたiPadを選んだ理由は個人の見解ですので万人に刺さるとは言えないでしょう。

ですが、所与の条件である市場の商品に目を向けるとiOS以外のタブレットの選択肢が10年前に比べ激減しています。

過去には例えばVAIOからWindowsのタブレット、XPERIAからAndroidのタブレットが存在するなど各メーカーこぞって販売していましたが、2023年現在これらの後継機種は存在せず、全体として以前ほど機種は多くありません。

上記の比較ではソフトウェア、ハードウェア面でiOSとAndroidに大差は無いとしていましたがAndroidの場合、後継端末が無い可能性が有ります。

Android/iOS共に旧端末からのデータ引継ぎが可能ですが、後継端末が出ないとその恩恵も無くなります。その意味で後継端末が供給され続けているiOS＞Androidだと私は判断しました。

まとめ

私の使い方ではソフトウェア、ハードウェアの両面で優れていて、市場でのリセールも良く、今のところ後継端末が供給され続けているiOS端末=iPadが最善だと判断しiPadからiPadへ買い替えました。

今回は私の場合のタブレットの選び方をご紹介しましたが、お伝えしたような選び方が必ずしも正しいわけではありません。しかし、タブレットは漫然と買うと無用の長物になりがちです。

タブレットの購入で迷われている方はこの記事を参考に、何を基準にタブレットを買うのか明確にしてから自分に合ったタブレットを探してみてください。それでは今回はタブレットの選び方でした。

次回以降これまでに所有していた端末を比較し、優れている点、劣っている点を記事にしていきます。こちらもご一読頂ければ幸いです、それではまた～♪

・タブレットの選び方、タブレットに何を求める？OSは何がイイ？

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad mini(第6世代) Cellularの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとiPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) CellularとSurface Pro5 Wifiの比較

・iPad mini(第6世代) CellularとiPad Pro11インチ(第2世代) Wifiの比較

・iPad Pro9.7インチ(第1世代) Cellularのリセール価格メルカリでの売却結果