梅雨時、くせ毛でもストレートをキープする方法

梅雨の時期は、湿気が多くて髪がうねったり広がったりしやすいですよね。特にくせ毛の方は他の季節よりも髪がうねり・広がってまとまらず、艶が無くなりがちです。

そこで今回は、くせ毛の方がストレートをキープする方法として

①湿気でくせ毛がまとまらず、艶が失われる理由

②梅雨時に髪のうねり・広がりを抑える髪の乾かし方

③艶を出す為にはアイロンではなくツインブラシを使用する事をオススメする理由

の3つに分けて原因から解決策までお伝えし、最後にくせ毛の方にオススメのツインブラシをご紹介します。

①湿気でくせ毛がまとまらず、艶が失われる理由

くせ毛ってどういう状態？

くせ毛とはどういう状態の髪を指すのでしょう？

くせ毛の髪の一番の特徴は髪の持つ水分量が少ない事です。水分量の少なさに加え、以下の特徴があります。

• タンパク質の配置にムラがあり、髪の吸水性が均一ではない
• キューティクルの配列がねじれている（艶が出ない原因）

湿気があるとくせ毛がまとまらず、艶が失われるのは何故？

くせ毛と呼ばれる髪は湿気が多くなる事でうねり・広がることで水分を吸いまとまりがなくなり、キューティクルで艶が失われる髪を指します。

髪の内部にあるタンパク質は水素結合という弱い結合でつながっていますが、この結合は水分や熱によって変化します。湿気が多いと髪の内部に水分が入り込み水素結合が切れ、髪の形が変わってしまいます。これがうねりや広がりの原因です。

また、髪の表面にあるキューティクルも湿気の影響を受けます。キューティクルは髪を保護する役割を持っていますが、湿気で開いてしまうと髪の水分量が不安定になります。キューティクルが開くと、髪のツヤやコシも失われてしまいます。

②梅雨時にくせ毛のうねり・広がりを抑える髪の乾かし方

梅雨時にくせ毛をのうねり・広がりを抑える為には保湿し髪が空気中の水分を必要としない状態にする事が重要です。

保湿の為に出来ることは色々ありますが、最も重要なのは髪から最も水分が失われる瞬間である髪を乾かす際の一工夫です。ここでは髪を乾かす際に水分が失われにくくする為のポイントを5つ紹介します。これらを実行する事でくせ毛のうねり・広がりを抑えることが可能です。

1.ドライヤー前後のヘアオイル・ヘアクリーム

ドライヤーで髪の毛を乾かす前後に、保湿効果のあるヘアオイルやヘアクリームなどを使います。髪の毛に適量をなじませてからドライヤーで乾かすと、髪の毛に潤いを与えながらスタイリングできます。ドライヤーで乾かした後にも、少量を手に取って毛先に塗ると、さらに潤いを補給できます。

2.ドライヤーを掛ける時間は短く

シャンプー後、タオルで髪の毛を軽く拭きます。髪の毛がびしょびしょになっていると、ドライヤーで乾かす時間が長くなり、髪の毛にダメージを与えます。タオルで髪の毛を拭くときは、こすらずに優しく押さえるようにします。

3.温風と冷風を交互に使う

まず温風で根元から中間までを中心に乾かします。ある程度乾いた後、冷風を毛先から中間までを中心に当て仕上げをします。温風と冷風を交互に使うことで髪の毛の水分量を調節し、キューティクルを閉じて潤いを閉じ込めることができます。

4.髪の毛とドライヤーの距離

髪の毛とドライヤーの距離を約15cmにします。距離が近すぎると髪の毛に熱が集中し、乾燥やダメージを引き起こします。

5.ドライヤーを掛ける方向

ドライヤーは根元から毛先に向かって上から下の方向へ掛けます。下から上に掛けると、キューティクルが開いてしまい潤いが逃げやすくなります。

③梅雨時にくせ毛でも艶を出す為にはアイロンよりツインブラシ

梅雨時にくせ毛でも艶を出す為には、キューティクルの向きを揃えて閉じる事が重要です。

キューティクルの向きを揃えて閉じるには乾かしながら髪にテンションを掛けられるアイロン又はツインブラシ※を使用する事になります。

ですが、梅雨時にくせ毛の方が艶を出す為にはこの2つのうちツインブラシをオススメします。以下でその理由をお伝えします。

ツインブラシとは

そもそもツインブラシとは何か？端的にお伝えすると

両側にブラシを配し挟むことができる形状のブラシを指します。

ドライヤーを片手にもう一方の手にツインブラシを持ち、髪にテンションを掛けながらブローをすることができるのが特徴です。

こちらの記事にて特徴及び選ぶ際のポイント詳しく解説していますので、是非ご一読下さい。

くせ毛の方がアイロンよりツインブラシを使うべき理由

アイロンもツインブラシも髪にテンションを掛けてストレートにする点、キューティクルを一定の向きで閉じられる点は共通です。

しかし、アイロンとツインブラシでは髪の保湿性が異なります。上述の通り、くせ毛の方は梅雨時にうねり・広がりを抑える為に保湿が重要になりますが、保湿しやすさではツインブラシ>アイロンです。

アイロンの場合、髪を挟む部位から濡れた髪を乾かす為の熱が直接与えられるのに対しツインブラシの場合はドライヤーの温風で間接的に与えられます。直接熱するアイロンの方が髪から水分が失われ易くなる為、保湿性を考慮するならツインブラシを選びましょう。

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まとめ

今回は、くせ毛の方がストレートをキープする方法として①湿気でくせ毛がまとまらず、艶が失われる理由、②梅雨時に髪のうねり・広がりを抑える髪の乾かし方、そして③艶を出す為にはアイロンではなくツインブラシを使用する事をオススメする理由の3つに分けて原因から解決策までお伝えしました。

梅雨時もくせ毛の方がストレートをキープする為には、髪がまとまらなくなる原因となる髪の中の水分を維持する事=保湿が重要な事が分かりました。その為には特に髪を乾かす際に水分が失われないようドライヤーを掛ける必要があります。

同じく湿気を吸う事でキューティクルが開き、失われてしまう艶を取り戻す為には髪にテンションを掛けキューティクルを一定方向に揃えて閉じる必要がある事が分かりました。

保湿に気を付けながらキューティクルを整えたいならアイロンではなくツインブラシを使い、髪に必要以上に熱を与えないようにしましょう。

以上、今回はくせ毛の方がストレートをキープする方法のご紹介でした～♪